ばんけい発酵エースシステムとは
当社が開発した設備と独自の技術により高温発酵し、低コストで良質な有機質肥料に再生するための一連のシステムです。
厳寒地の北海道で永年、当システムによる肥料・堆肥づくりの実績があり、生産された肥料等は農家の方々に継続してご愛用いただいております。
施設の平面図と作業工程
施設に搬入された未利用有機物等の処理物とバーク等副資材及び戻し資材を、ホイルローダーで混合し、堆積送気発酵床に移動して2m位の高さに堆積します。
堆積後、発酵室内の空気を吸引し、発酵床の下部に配置した送気管より送気し、高温送気発酵処理(70~80℃)を行います。 その後2~3週間堆積し、ホイルローダーにて1~2回切返しを行います。
堆積送気発酵床から堆積発酵場に移動・堆積して、3~7週間、切返しを数回行いながら発酵させます。
選別場では、堆積発酵物を、細かく分解されたものと未分解のものに分別します。
未分解のものは、もう一度新しい未利用有機物等の処理物に混ぜ合わされ、上記の発酵処理工程の中で処理します。
分解されたものは、更に熟成発酵を行い、出来上がった製品の分析・検査を行って、有機質肥料として出荷します。
循環送風機
送気パイプ配置施設
ばんけい発酵エースシステムの特徴
- このシステムの施設・設備は、建物と堆積発酵床、循環送気設備、選別機とホイルローダーのみで、施設コストが小さくランニングコストも安価です。
- 未利用有機物は、切断や破砕等をすることなく、発酵処理の過程で分解され肥料となります。
- 厳寒の北海道でも、冬期間加温しなくても発酵でき、特殊な発酵菌は必要としません。